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――ラズの手記 その2 ~文章の書き方~
今回は番外編。
G-23在住のPN毒百足さんからのお便り。
『日記を書きたいけど書けないわー。
なんとかしてちょうだい!』
なんともなりません。
今回は番外編。
G-23在住のPN毒百足さんからのお便り。
『日記を書きたいけど書けないわー。
なんとかしてちょうだい!』
なんともなりません。
…ごめん嘘。
書けるだけ書いてみる。
1)日記を書く上で重要なこと。
「まずメモ帳を開く」。
別にメモ帳じゃなくてもWordとか一太郎とかEmEditorとか
文章が編集できれば大丈夫。
結果に直書きは駄目。
心が折れた地点で書かなくなる。
「書く時間が無いから」とか言ってたら駄目。
こう言う台詞が出る内は、時間があっても書けない。
経験者が言ってるから間違いない。
だから、まずメモ帳を開く。
それが書く覚悟。
2)キャラクターの性格を掴む
そのキャラクターがどんな性格なのか。
どんな口調なのか。
まずプロフィールを読む。
(他人の子なら)日記を読んでみる。
戦闘台詞を見てみる。
送っているメッセージの内容を見てみる。
優しいのか、熱血なのか、ツンデレなのか、
ラリってるのか、ボケerなのか、臆病なのか、意味不明なのか…
とにかく、イメージの輪郭だけでも決める。
文章を書く上で、イメージはとても大切。
まだキャラの性格が決まってないなら、
まず中の人の性格(自分の性格)を考える。
そして、その性格を10倍くらいに強調してキャラクターに与える。
これはある偉い人の手法。
3)テーマを決める
キャラクターのイメージだけで話が書ける人はそれでOK。
でも妄想力豊かじゃないと難しいと思う。
だがら、まずテーマを決める。
テーマを決める上で、よくある手法をいくつか例に挙げてみる。
方法1)タイトルを決める
最初に
『――○○(キャラクター名)のひとりごと』
『――○○(キャラクター名) 探索○日目』
『――○○(キャラクター名) ジャポニカ復讐帳』
とか、適当にタイトルを付ける。
あとは、そのタイトルで思いついたことを
箇条書きでいいから書いてみる。
・最近思うこと>歩行雑草のもっさーという言葉
・探索○日目>白石拾った。白石って何の石?
・復讐帳>どうやって復讐するか
(限りなく、くだらなくて屈辱的な内容で)
とか。
ここまで書ければ8割成功。
あとは、その箇条書きの内容に関連することを妄想する。
例えば「植物なのに何故しゃべるのか」から始まって
「何語なのか」「人の言葉が理解出来るのか」
「手前ぇの血は何色だ」とか
「植えたら生えてくるのか」とか
頭の中で一人ボケツッコミを繰り返す。
答えが思い浮かばなくてもとりあえず箇条書き。
そうやって文書量を増やす。
そして使えそうなネタを繋げてみる。
上手く繋がれば完成。
上手く繋がらないなら、他の箇条書きで考えてみる。
方法2)場面を決める
例えば…
・調理風景
おいしい草ってどんな草?
香草なのか、紅茶の葉なのか、ネギやキャベツのような野菜なのか、
道端に生えてる雑草なのか、例のアレの頭部なのか。
例えば、その材料を調理0のキャラクターがどう調理するか。
性格上何も考えず調理するのか、人に相談するのか
本を見ながら失敗するのか、生で出してくるのか。
完成品はどうなったか。
味見の結果は。見た目はどうか。味の結果は。
・戦闘終了後とか
・逆に戦闘前の探索とか
・遺跡外でのショッピングとか
・鍛錬のシーンとか
キャラクターのイメージが明確なら、
場面を与えると「そのキャラがやりそうな事」が思いつくかも。
テーマが決まらないなら、
まず料理ついて書いてみるといい。
テーマとしては比較的書きやすいから。
慣れてきたら自分でテーマを決める。
どっちの場合にも、とにかく重要なのは
1行でも2行でも箇条書きや断片情報でいいから
少しでも文章化すること。
大切な、第一歩。
4)文章に肉付けする
一度イメージに火が付けば、筆が進むと思う。
逆に一度つまずくと、まったく書けなくなると思う。
筆が進む分には問題ないけど、
筆が進まない場合の対処法。
対処1)
他の人の日記を見る。
小説を読む。
詰まる要因はイメージが足りないか、語彙力が足りないか。
文章の流れとキャラクターの性格があってない時に
このジレンマは多い気がする。
だから、一度保存してメモ帳を閉じて。
他の作品の良いところを参考にする。
ただ読むのと、自分が文章を書いてて参考に読むのでは
その作品に対する「見方」が違うものになる。
対処2)
とりあえず問題のシーンを全部コピー&ペーストして
メモ帳の最後に投げる。
もしくは保存して別のメモ帳を開く。
そして、別のネタで書いてみる。
詰まった時は捨てる覚悟も必要。
ただ、別の話を書いてるときに前の話の突破口が見つかる事も
よくある話なので、必ず消さずに残しておく。
消してから後悔しても、手遅れ。
5)読み直す
さあ文章が出来た。
でもこれで終りじゃない。
最後に重要な作業、推敲が残ってる。
本能の赴くまま書いた文章は大抵、
「ですます調」と「である調」が混ざっていたりと
全体で見るとちぐはぐな文章になっていることが多い。
だから、まず全体の文体を調整する。
誤字脱字もこの段階で潰しておく。
次にキャラクターの性格と文章の内容を確認する。
キャラクターの性格に合っていないようなら文章を修正。
どうにもならないようなら…思い切って文章を破棄。
性格の食い違いは、特に文章として致命的。
そして、勢いで書くとイメージとずれると言うことは多い。
自分のキャラクターなら路線変更で済むけど、
他人のキャラクターの場合は特に扱いに注意。
これらの作業が終わったら、保存して閉じる。
そして1日置く。
実はこれ、かなり重要。
よほど訓練した人間じゃないと、
主観と客観を切り替えるのは難しい。
だから1日置く。
こうすることで自分の文章を客観視点で見ることが出来る。
そうして読みにくい箇所の表現方法を変える。
この作業は回数をこなせばこなすほど文章にマイルドさが増す。
あとはネット上で読みやすいように改行を入れる。
『紙に印刷した文章』と『ネットで読む文章』の違いに注意。
6)これで完成
あとはコピー&ペーストで日記に貼り付ける。
お疲れ様。
あと重要なのは、人に読んでもらうこと。
褒められれば嬉しくてやる気に繋がるし、
厳しい意見は次の文章の糧にすればいい。
とにかく大切なのは、失敗作でもいいから完成させること。
書いた事がないなら自信が無いのは当たり前。
だから、100文字でも、200文字でもいいからとにかく完成させる。
数を書いて経験値を増やすのは、その次の話。
私の書き方はこんな感じ。
少しでも参考になれば。嬉しい。
■■■■
■補記■
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ところどころで『日記が書けない!』と言う話を聞きますので、
ラズP流のSS(ショートショート)講座っぽいものを書いてみました。
キャラクター口調に合わせてるので読みにくいのはご容赦を。
(読点「、」の代わりに句点「。」使ってるから読みにくい読みにくい…)
まぁ人に偉そうな事言えるレベルではないのですが_| ̄|○
少しでも参考になれば幸いです。
>>次回予定 ラズの手記 その3~獣人族~
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