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遺跡外に設けられた会場。

その商用性から遺跡街と揶揄された地域から
少し離れた場所で、その催し物は開催されていた。


冒険者には様々な人種が居る。
その大半はこの島のお宝を狙って一攫千金…
…かどうかはともかく、宝珠を目当てとする者たちだ。

だが、それを一人で成す事は難しい。
装備、情報、食料、そして――娯楽。

そう、息抜きは冒険者にとって重要な要素である。
どんなに優れた人間でも集中力を長期に維持することは難しい。

必要なときに最高な状態に持っていくため、
余裕があるときに羽目を外す。

これもまた冒険者に必要な資質である。
今日はそんな息抜きの日。

紅葉一番街――フリーマーケットの開催である。

――フリーマーケット

参加者が自分の使っていた古物などを持ち寄って開催される市場。
『蚤の市』『ガラクタ市』『ボロ市』『フリマ』などと呼ばれる。

フリーマーケットの語源は『蚤の市』を意味する言葉
「a flea market(英語)」から来ている。

さら遡ると、「芸術の都」「花の都」などと呼ばれる都市郊外の
ラ・ポルト・ドーサン・クリニャンクールで開催される
中古品の露天市の『蚤の市』「marche aux puces(仏語)」に繋がる。

なお、「flea」は「自由(Free)」ではなく
『蚤の市』の「蚤(ノミ)」の意味である。

また「flea」には「みすぼらしい」「汚れた」と言う意味もある。


『蚤の市』語源は「蚤(ノミ)が沸くぐらい古い品を売る市」と言う説と
「蚤(ノミ)のように中古品が溢れている市」と言う説と、
「みすぼらしい、汚れた品物を売る市」と言う説と諸説分かれる。


語源的な起源は『蚤の市』にあるが、
古物を持ち寄って売ると言う形式的な起源は別にある。

「ガレージセール」がその起源に近い。
ガレージセールは本来、引越しなどを行う際に不用品を
自宅の車庫(ガレージ)で売ったことに由来する。

時代は約40年前、米国の西海岸に遡る。

このガレージセールを原型に、学生やヒッピー(※)達が発展させ
個人開催ではなく市民イベントにまで発展させたイベントが
フリーマーケットの原型になっている。

 ※ヒッピー…伝統・制度などの既成概念に縛られた社会生活を
  否定することを信条とし、また、自然への回帰を提唱する人々の総称。
  ヒッキーではない。




東洋の島国で最初のフリーマーケットが開催されたのは約30年前。
その時の表記は「free market」であった。

この国では「フリー」を「free(自由)」と捉え
「自由に参加できる市場」と言う意味合いにした…とあるが
誤字だったのか本当にそう言う意図があったのか真相は不明。


経済用語で「free market(自由市場(じゆうしじょう)」と言う
別の意味の言葉があるため、混乱を避けるためにも「flea market」と
表記する方が好ましい…とされていたが、
最近では「free market」の方が定着してきて経済用語と使い分けられている。

これには『蚤の市』の『蚤』がこの国ではイメージが悪く
「ガラクタ市」「古物市」など意図的に『蚤』という表現を
避けていた事も関係する。

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「ちなみに」

「この島で行われるフリーマーケットは
 フリーマーケット的な意味合いと別に、
 人脈形成的な意味や交易的な意味も強い」

「実際交易商人達は商売の間の様々な世間話の中から
 自分にとって必要な情報を取捨選択して得ていた。
 情報は力であり生命線」

「理想は自分も儲かって相手も儲かる。
 そうすれば相手との絆が強くなり、
 次の取引がまた生まれる」

「勿論使い捨てにする人脈もある。
 商道は非道。油断すれば自分の喉を食い破られる。
 その様はまさに商人達の戦場」


――スマイル0PS? プライスレス?

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