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■花火とは

花火とは、火薬に発色剤や金属の粉末などを調合したものを指し、火を付け、燃焼・破裂時の音や火花の色などを鑑賞する用途に用いられる。花火の色は金属の炎色反応を利用しており、混合する金属の種類や分量により様々な色合いに変化する。

■打ち上げ花火の構造

打ち上げ花火は、「玉」と呼ばれる球体に「星」と呼ばれる火薬と「星」を打ち出す「割薬」を詰めたもので、筒を使って上空に発射する。この発射にも火薬を用い、射出と同時に導火線に点火を行い、所定の高さに達した地点で星と割薬に引火する。

「星」の作りにより、光の尾を引きながら燃焼するもの、時間差で破裂するもの、色が変化するものなど様々な種類に分かれる。また、「割薬」により「星」の動きも様々に変化する。これらの配置に関する技術は花火師の秘伝とされる。

花火の色は金属の炎色反応を用いたもので、「ストロンチウム=紅」「バリウム=緑」「銅=青」「ナトリウム=黄色」「アルミニウム=銀」「チタン合金=金」などがある。また、銅とストロンチウムを混ぜると紫に変化したりと混合も含めると色合いは多岐に渡る。

時間とともに色が変化する星は、小さな火薬の玉を作り乾燥、別の色の火薬でその火薬を包み乾燥、と何層にも火薬を積み重ねる。このような星を「掛け星」と予備、火が付くと外から順に燃焼するため、層ごとの燃焼で色が変化していく。

ちなみに同心円状に広がる「玉」が球状をしている打上花火は東洋の島国や、その隣国が主流である。これに対し、他の国では外皮が円筒状をしている。円筒状打上花火の特徴は火薬量で、同心円状のものより鮮やかな光や色を出すことが可能であるが、その一方で形を作ることが困難で、色の変化も難しい。「玉」の製造は非常に困難であるとされたが、ある花火師がその技術を体得し、以後同心円状の花火が多く作られるようになった。


■花火の歴史

花火の起源は、緊急通信用に使われた「狼煙(のろし)」であるとされる。紀元前には火薬の原料となる硝石が発見されており、これが花火の歴史の始まりとされる説がある。

それより1500年後、東洋に普及した花火は「音」がメインである爆竹やねずみ花火のようなものであった。この100年後、西洋で普及した花火は祝砲のようなもので、王侯貴族の権力の象徴として普及した。

技術の革新が行われたのは、これより300年後である。この時代あたりから、専門の技術者が集まり打上花火は目覚しい進歩を遂げた。


東洋の島国で花火が盛んに行われるようになったのもこの時期である。東洋の島国で最初に流行したのは打上ではなくおもちゃ花火であるような情報も残っている。


■鍵屋と玉屋

花火の掛け声「たまや」「かぎや」は、東洋の島国の花火師の屋号であり
初代の名を代々世襲するようになったものである。

ちなみに「たまや」の方が有名ではあるが、
屋号としては「鍵屋」が先で「玉屋」は鍵屋から暖簾分けされて出来た店である。
老舗という意味では鍵屋の方が古いが、当時の文献に

「橋の上、玉や玉やの声ばかりなぜに鍵やといわぬ情けなし」

という記述もあり、当時から玉屋の人気が高かったと言える。


[偽島花火大会]

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