偽島53日『ラズの手記 番外編 ～～』

■魔法少女とは

アニメ大国で生まれた作品の表現方法の一つで、
漫画・アニメなどに登場するキャラクターの雛形の一つ。

作品の中心になることが多く、
作品を形成するキャラクターである。

その名の通り、多くは魔法を使える少女を指す。

■魔法少女の始まり

魔法少女の始まりといえば二つの作品が思い浮かぶであろう。
魔法の国からやってきた少女と、コンパクトで変身する少女である。

前者は、異世界からやってきた元々魔法を使える少女。

後者は、異世界からの力を借りて魔法を使う
いわば後天的な魔法使いである。

多くの作品はこの二つのどちらかの流れを汲んでいる。
後者に限らず、前者も魔法のアイテムを媒体に魔法を使う場合が多い。

これは、絵的な問題であると同時に、
おもちゃ業界との繋がりという大人の事情でもある。



■魔法少女モノの流れ

当初は日常をベースにした作品が主流であったが、
作品が増えるにつれ様々な方法に変化が起きてきた。

アイドル魔法少女モノの到来である。
その背景要因として、社会的なアイドルブームがあった。


そしてさらに、魔法少女作品の先駆けとも言える
戦う魔法少女時代の到来である。
（その口火を切ったのは、某美少女戦士）

国内で魔法少女の原点と言えば前述の２作品が挙げられるが、
海外での魔法少女時代の始まりはこの作品からと言われている。


少女漫画を原作にした戦う魔法少女モノが成功したことで、
多くの少女漫画が変身ヒロインモノとしてTVに登場するようになる。

その中には愛と勇気と希望の名の元に、など
原作では変身すらしない作品も含まれる。

この時代の作品は根強いファンが多く、
今でも同人展開されているくらいである。



■日常に入り込んだ非日常

この頃から、魔法少女のジャンル分けに大きな差が出てくる。

　・現代にやってきた異世界人
　・現代人が魔法の力を得る

　・異世界に現代人が飛ぶ
　・異世界＋異世界人

作品数が多すぎて細かな分類は出来ないが、
「現代人が魔法の力を得る」「異世界に現代人が飛ぶ」
の２パターンに関しては『敵』が設定されている場合が多く、
戦闘ものとしての流れを汲む。
（『巨大な力』の『封印』モノも含む）

「現代にやってきた異世界人」の場合は
コメディ調で、日常に入り込んだ非日常を描く場合が多い。

「異世界＋異世界人」はまるっきりファンタジーであるが、
主人公が魔法使いであったり、変身したりすると魔法少女に
分類される場合がある。


また、「魔法の存在する現代」をベースにした作品もある。

古くはデッキブラシで空を飛ぶ魔女などが代表作になるが
この分野の作品の特徴は魔法が強力なものではなく、
科学と同レベルかそれ以下であることである。



■アンチテーゼとしての魔法少女

魔法少女というジャンルが確立された結果、
アンチテーゼとしての魔法少女も登場した。

魔法少女に変身する男の子など
アンチテーゼは多数存在していたが、
サブミッションを極めた魔法の国の王女が
このジャンルを明確化させたのかもしれない。



■偽島の魔法少女

False Island内にも数多くの名物魔法少女が存在する。
特に魔法少〇が見つかってから急増したが、
以前から魔法少女であった方も多い。
（そして魅惑杖の条件に泣いている）

以下に覚えている範囲で列挙してみたいと思う。
（全ては網羅してません、ごめんなさいっ）

・完全肉弾派MHP15000の自称魔法少女
・現在36歳の元魔法少女
・暗黒面に転落した元魔法少女
・正統派に見せかけて持ってる魔導書が邪神召喚の書
・正統派に見せかけて青いキャンディでマッチョ化（引退）
・魔法少〇を初取得してしまった巫女さん


すごく…カオスです………。